歴史の世界

「古代ギリシア」シリーズを書く

これから「古代ギリシア」シリーズを書く。これらの記事は「古代ギリシア」のカテゴリーの保存する。

地域的範囲

出典:木村精二他監修/詳説世界史図録/山川出版社/2014/p18

古代ギリシアの範囲は、基本的には左下の地図にある地域、すなわちエーゲ海の沿岸および島嶼だ。その他の地域はこの地域の都市からの植民地。

バルカン半島の地域は「ギリシア本土」と呼ばれるが、バルカン半島最南端部のペロポネソス半島を「本土」とは別個とする人もいる。当ブログでは半島は「本土」の一部とする。

黒海北岸に植民したギリシア人はスキタイの支配下に入ったり抵抗したり交渉したりしたことは以前に書いた。)

時間的範囲

このブログでは、最古の文明であるエーゲ文明が始まった前3000年頃からプトレマイオス朝エジプトが滅亡した前30年までを範囲とする。

ただし、何を持って「エーゲ文明の誕生」とするのかがよくわからないので、前3000年というのも厳密というには程遠い。