2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
前回からの続き。 五大国 スイスの永世中立国化 五大国 フランス革命前から五大国が「影響力を持つ大国」と考えられていたが、ウィーン会議によってこれらの国々が話し合う場が設けられ、彼らの話し合いで決まったことがヨーロッパの決まり事となる。だから…
1814~15年、ナポレオン戦争後のヨーロッパの秩序回復を図る国際会議。1815年、ウィーン議定書を成立させた。……ナポレオンのエルバ島脱出の一報が入り、急きょ議定書がとりまとめられた。ここで出来上がった19世紀前半の国際関係の基軸となる国…
「上からの改革」とは何か? 「下からの改革」? 「上と下の改革」が理想なのだが 近代・近代化の三大要素 「上からの改革」とは何か? 啓蒙思想の影響と広がり 18世紀の西ヨーロッパは主権国家が形成され、各国は絶対王政の支配の下にあった。絶対主義国…
前回からの続き。ピョートル1世の治世でいよいよ「ヨーロッパ五大国」になり、「ロシア帝国」になる。 ピョートル1世とロシア帝国 アラスカまで版図拡大 ピョートル1世とエカチェリーナ2世のあいだ エカチェリーナ2世の近代化政策と反動 アレクサンドル1世と…
前回からの続き。前回はロシア史の15世紀まで書いたが、その続き。 「雷帝」イヴァン4世 動乱時代 ロマノフ王朝の始まり 「雷帝」イヴァン4世 イヴァン4世は暴君揃いのロシアでもドン引きされるほどの暴君なので「雷帝」と呼ばれる。雷帝なんてかっこいいと…
ここから幾つかの記事に分けてロシアの話を書く。メインは「ヨーロッパ五大国」のロシアあたりなのだが、まずはそれ以前の話を簡単に書いておく。 ルーシ:ロシア人の起源ほか 取っ掛かりとしてGrok/Xに聞いてみた。ざっくりとした説明。 ロシア人の起源は、…
前回からの続き。 有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのか(第11章) 軍事的指導者の役割と資質(第12章) 指揮官の「軍事的天才」について(第14章) 勇敢さについて(第15章) 両者は補完関係(終章) 有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのか(…
前回からの続き。 インテリジェンスについて(第10章) ネットアセスメント(第10章) インテリジェンスについて(第10章) 本の内容に入る前に、まずはインテリジェンスとは何かについて。以前に引用したものを再掲。非常に分かりやすい。 平たく言えばイン…
前回からの続き。 欺瞞(第9章) 奇襲(第9章) 現代の奇襲 欺瞞(第9章) もっとも成功したといえる欺瞞とは、しかけられる側に既に浸透している考え方や希望的観測を上手く操作し増幅させるということであり、策略として自軍の弱体を装うことであると孫…
前回からの続き。 両者の共通性 孫子の儒教の影響?(第7章) 兵力数がすべてか?(第8章) 両者の共通性 …孫武の時代とクラウゼヴィッツ・ナポレオンの時代の間と、クラウゼヴィッツ・ナポレオンの時代と現代の間では、前者のほうが時代間の隔たりがはる…