歴史の世界

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】内藤陽介『誰もが知りたいQアノンの正体 みんな大好き陰謀論II』

誰もが知りたいQアノンの正体 みんな大好き陰謀論II作者:内藤 陽介ビジネス社Amazon 著者について 目次 評 著者について 著者については 【書評】内藤陽介『世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方』 - 歴史の世界を綴る を参照。 目次 序 章 ジ…

【書評】江崎道朗『日本占領と「敗戦革命」の危機』

日本占領と「敗戦革命」の危機 (PHP新書)作者:江崎 道朗PHP研究所Amazon 以下は出版社のPHPの内容紹介 北朝鮮や中国の悲劇は、日本で起きたかも知れなかった――。 日本の史上最大の危機は、昭和20年(1945)8月15日の敗戦直後に始まった。実は、敗戦で日本に…

エジプト第19王朝① 初代からラメセス2世まで

前回からの続き。 セティ1世 ラメセス2世 首都ペル・ラメセス ラメセス2世の建設期 前回も書いたが、第18王朝の最期の王ホルエムヘブは子供がいなかったので腹心であった軍司令官パ・ラメス(のちのラムセス1世)を後継に指名し、スムーズに継承された。 …

エジプト第18王朝⑨ アイ/ホルエムヘブ

前回からの続き。 アイ ホルエムヘブ 前1325 - 1321年頃 アイ(Ay) 前1321 - 1293年頃 ホルエムヘブ(Horemheb) 出典:ファラオの一覧 - Wikipedia アイ ツタンカーメンが若くして死んでしまった(ミイラからの推測で19歳か20歳)。 残された正妃アンケセナー…

エジプト第18王朝⑧ ツタンカーメン/アメン神信仰の復活/アジア遠征の復活

前回からの続き。 今回は古代エジプトの中でも非常に有名なツタンカーメン。 ツタンカーメンの即位 アメン神信仰の復活 アジア遠征の復活 なぜツタンカーメンは有名なのか ツタンカーメンの即位 前1350 - 1334年頃 アメンヘテプ4世(Amenhotep IV) 前1336 - 1…

エジプト第18王朝⑦ アクエンアテン 後編(アマルナ美術/アマルナ文書/アマルナ革命の途絶)

前回からの続き。 アマルナ美術 アマルナ文書 アマルナ革命の挫折/なぜ革命は挫折したのか? アマルナ美術 下記の引用のイクナートンとはアクエンアテンのこと。 古代エジプトの宗教改革王イクナートンが,その信奉するアテン信仰の原理に基づいて,自ら指…