歴史の世界

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

古アッシリア時代③ ヒッタイト古王国

今回はアナトリア半島のヒッタイトについて。 今回はヒッタイトの先史からヒッタイト古王国までを書く。 まずはアナトリア半島の地理から話を始める。 アナトリア半島の地理 アナトリアの先住民「ハッティ人」 ヒッタイトの先史時代 ヒッタイト古王国の建国 …

古アッシリア時代② シリアの興亡

今回は古アッシリア時代のシリアの話を書いていく。 マリ、ヤムハド、カトナについて書く。 ミタンニについては次回の中アッシリア時代で書く。 ソースはwikipedia。 マリ ヤムハドと首都アレッポ カトナとオロンテス川 オロンテス川 カトナ 出典:シャムシ…

古アッシリア時代① アッシリア(地域)/アッシリア(王国)の興亡

メソポタミアの北部(アッシリア)の時代区分で、前二千年紀前半を古アッシリア時代と呼ぶ。この時代は古バビロニア時代と同時代で対となる。 アッシリアは西方のシリア北部やアナトリア半島に交易ネットワークを持ち関係が深い。さらにはエジプトの交易も益…

古バビロニア時代③ バビロン第一王朝/古バビロニア時代の社会

今回はバビロン第一王朝の話。バビロン第一王朝は「ハンムラビ法典」で有名なハンムラビ王が属する王朝だ。 これと合わせて、古バビロニア全体を通しての法典と経済の話も書こう。 バビロン第一王朝 ハンムラビ メソポタミア統一 衰退から滅亡 古バビロニア…

古バビロニア時代② イシン・ラルサ時代の興亡

前回からの続き。 イシン第一王朝 ラルサ王朝 エシュヌンナ イシン第一王朝 上述のように、ウル第三王朝の将軍だったアムル人イシュビ・エラがイシン市で王となり前2017年に独立し「イシン第一王朝」が始まった。これによりイシン・ラルサ時代が始まる。 た…

古バビロニア時代① イシン・ラルサ時代とは?/アムル人が主役

古バビロニア時代は南メソポタミア(バビロニア)の時代区分の一つ。 時代区分を理解した後、シュメール人最後の王朝であるウル第三王朝の滅亡の前後から話を始める。 時代区分 この歴史の主役はアムル人 ウル第三王朝の滅亡:イビ・シンとイシュビ・エッラ …

「メソポタミア文明②」シリーズを書く

これからメソポタミア文明②シリーズを書く。「メソポタミア文明②」カテゴリーに保存する。 「メソポタミア文明①」カテゴリーはシュメール人最後の王朝ウル第三王朝の滅亡まで書いた。今回のカテゴリーはその続きとなる。 メソポタミア文明入門 (岩波ジュニア…

「武器なき戦争」における"武器"としての国際法

「武器なき戦争」とは平時の戦争。すなわち、ロケット弾が飛び交うような戦時の戦争ではなく、外交論戦やプロパガンダが飛び交う平時の戦争を指す。 この「武器なき戦争」の中で"武器"の一つが国際法だ。 例えば、アメリカはウサマ・ビンラディン殺害(2011)…

「文明の海洋史観」と「勤勉革命」と「ガラパゴス化」

「文明の生態史観」が古典として読みつがれ、「文明の〇〇史観」という本がいくつも出るようになった。そのうちの一つが川勝平太『文明の海洋史観』。 この本の中で「勤勉革命」が紹介されている。以下に書く当ブログの記事は「勤勉革命」のほうがメインとな…

文明の生態史観

「文明の生態史観」について書く。発表当時は唯物史観に対抗するものとして人々に迎えられたが、現在は文明論の先駆そして古典として語り継がれている。 説明 「文明の生態史観」と地政学の比較 地図の比較 性質 「西には手を出すな」 説明 「文明の生態史観…