ヨーロッパ_近世
イングランド(イギリス)の宗教改革はルターやカルヴァンの場合とは全く異なる。だから本当は「宗教改革」と呼ぶにふさわしくない。 宗教改革のきっかけ 国王至上法 宗教改革のきっかけ きっかけになったのはヘンリー8世の離婚問題だ。この成り行きでロー…
対抗宗教改革は "反宗教改革"とも呼ばれる。ローマ教会側の宗教改革。 反宗教改革 キリスト教のプロテスタントによる宗教改革に対抗する、カトリック教会内部の革新運動。また、プロテスタントに対する宗教的・政治的反撃の運動。トリエントの宗教会議、イエ…
前回の続き。今回はカルヴァン。プロテスタントの中にも宗派があり、カルヴァン派はその一つ。 ツヴィングリとカルヴァン カルヴァンの神権政治 予定説 カルヴァン派の広がり ツヴィングリとカルヴァン ルターと同時代の宗教改革派にツヴィングリ(スイス)…
16世紀、ローマ=カトリック教会を批判したルターに始まるキリスト教の改革運動。1517年のドイツのルターの登場に始まるが、スイスやフランスのカルヴァンの活動など、西ヨーロッパ全域に広がり、封建社会の崩壊という社会変革と結びついて広がった。…
他国の台頭 北米 アジア ポルトガル・スペインの没落 他国の台頭 ポルトガルとスペインの後を追うようにヨーロッパ各国も大航海に乗り出した。 オランダ(ネーデルラント)がポルトガルの海外覇権を奪取し、英仏がこれを追い、この3国がポルトガルやスペイ…
ここからはスペインの活動。 ポルトガルと比較すると植民地経営の度合いが強い。 コンキスタドール(征服者)とエンコミエンダ制とその他の用語 スペイン領と黒人奴隷の関係:アシエント 海外事業の動き コンキスタドール(征服者)とエンコミエンダ制とその…
前回は探検活動を書いたが、今回は交易 OR 侵略・虐殺・収奪の歴史。 トルデシリャス条約 ポルトガルの活動 トルデシリャス条約 トルデシリャス条約 コロンブスの新世界(新大陸)到達による新領土「発見」を受け,1494年にスペインとポルトガルが大西洋の管轄…
前回からの続き。 エンリケ航海王子とポルトガル王室の"探検"事業 スペインによる"探検"事業 エンリケ航海王子とポルトガル王室の"探検"事業 大航海時代で最初に出てくる人名がエンリケ航海王子。彼はポルトガル王ジョアン1世の息子。エンリケはジョアン1…
「大航海時代」の名称 大航海時代の意味と終わりの時期 前史 「大航海時代」の名称 「大航海時代」は英語では「Age of Discovery」という。「ヨーロッパ人における地理上の発見」くらいの意味になるが、「発見される側」の日本人が「(地理上の)発見の時代…
ルネサンスと言えばまず紹介されるのが、ダンテの『神曲』やミケランジェロの『ダビデ像』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』などの文芸作品だが、政治史方面としては人文主義(ヒューマニズム)を理解しなければならない。 人文主義の最も重要な点は…
フランドル地方とその他の地域 人文主義とエラスムスと宗教改革の関係 フランドル地方とその他の地域 フランドル地方は現在で言えばベルギーあたり。毛織物業で栄えて文芸のパトロンになった。 音楽においてはルネサンス初期よりイタリアよりも盛んだった。…
ルネサンスの発祥の地はイタリア北部。商業発達を背景に文芸のパトロンとなる。 ルネサンス北部 フィレンツェとメディチ家 もう一つのパトロン代表格、ローマ教皇 ルネサンス北部 イタリア北部は、十字軍の頃から東方貿易(東地中海諸勢力との貿易)で栄えて…
近世の始まりはルネサンスから。 「ルネサンス」という用語の起源 「ルネサンス」という用語の意味合いの変化 「ルネサンス」の中核「人文主義(ヒューマニズム)」 ルネサンス・人文主義とローマ教会・キリスト教の関係 「個人」の発見 具体的な代表例 「ル…
ヨーロッパ近世に入る前に中世を簡単に書いておく。 近世以降において重要な事項を中心に取り上げる。 中世の始まりは西ローマ帝国滅亡から:ゲルマン人による文明の破壊 そもそも、古代ローマは「地中海文明」であり、「ヨーロッパ文明」ではなかった 中世…
これから近世ヨーロッパシリーズを書く。「ヨーロッパ_近世」カテゴリーに保存する。 概要と期間 主なキーワード おすすめのwebサイト 概要と期間 他の歴史区分と同様に、この「近世ヨーロッパ」も諸説ある。人によっては近世を近代の一部としている。このブ…