エジプト文明については以前にも書いている。
↑のカテゴリーでは、エジプトの先史からエジプト中王国時代まで書いた。
今回から新しいカテゴリー「アフリカ_エジプト文明②」を設けて、エジプト中王国時代の後のエジプト第2中間期(ヒクソス政権など)から書いていく。
- 作者:大城 道則
- 発売日: 2012/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「中東_メソポタミア文明②」と並行して書く。
「中東_メソポタミア文明②」と並行して書こうと思っている。この2つのカテゴリーは古代エジプトとメソポタミアの文明圏がシリア・パレスチナを覆うように重なってオリエント世界を形成するので、両者を同時に見ていかなくてはならないからだ。
さらには、エジプトはこの頃は、オリエント世界で最も重要な国、いわゆる覇権国なので、エジプトの事情を知らないとオリエント世界を語れないという事情もある。
「オリエント世界」というカテゴリーを作ろうとも思ったが、今のところ別個に書いていこうと思っている(今後変更するかもしれない)。
このカテゴリーで書くこと
ここで書くことは、エジプト第2中間期から(ヒクソス政権の第15王朝から)。第18王朝から始まるエジプト新王国時代も書くが、その後を書くかどうかは決めていない。
ヒクソスとはシリア・パレスチナから南下した人々の一部で、セム系と言われている。
第18王朝を築いたエジプト人で、ヒクソスをエジプトから追い出して、さらにパレスチナまで追いかけて滅ぼした。彼らはヒクソスに統治されたことを屈辱だと思っていたらしく(ナイル川下流だけだが)、ヒクソスの建造物その他をことごとく破壊して回った。そのため、ヒクソス政権の詳しい事情は他の王朝に比べるとかなり少ないらしい。