歴史の世界

「中国_前漢」カテゴリーの主要な参考図書

西嶋定生秦漢帝国講談社学術文庫/1997年(中国の歴史2 秦漢帝国講談社/1974年の文庫版)

秦漢帝国 (講談社学術文庫)

秦漢帝国 (講談社学術文庫)

一番頼りにした本。詳細で丁寧に書いてある。文庫版の最後に著者が古さは修正できなかったと言っていたが、私にはどこが時代遅れなのか分からなかった。

鶴間和幸/中国の歴史03 ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国講談社/2004年

第03巻 ファーストエンペラーの遺産(秦漢帝国) (中国の歴史 全12巻)

第03巻 ファーストエンペラーの遺産(秦漢帝国) (中国の歴史 全12巻)

西島氏の本をアップデートしたようなものを期待していたが、期待が過剰だったようだ。古い文献の記述とここ数十年の発掘物の紹介が改定あっただけ、という印象。読み込みが足りなかったのだろうか?

尾形勇・ひらせたかお/世界の歴史2 中華文明の誕生/中央公論社

世界の歴史 (2) 中華文明の誕生

世界の歴史 (2) 中華文明の誕生

前漢の担当は尾形氏。前漢の記述は他の本と比べて紙数が少ないが、コンパクトにまとまっていた印象。西嶋氏の本より先にこっちを読んでおくべきだった。

紙数が少ないため、参考図書としてはあまり使えなかったが、他者の主張と違った意見が幾つかあったのでそれらを引用した。

松丸道雄他 編/世界歴史大系 中国史1 先史~後漢山川出版社/2003年

中国史〈1〉先史~後漢 (世界歴史大系)

中国史〈1〉先史~後漢 (世界歴史大系)

分厚い本。前漢の担当は太田幸男氏。資料に忠実でオーソドクスな内容だったが、農業や思想などのカテゴリー別の説明があったのが助かった。

冨谷至、森田憲司 編/概説中国史(上)古代‐中世/昭和堂/2016

概説中国史〈上〉古代‐中世

概説中国史〈上〉古代‐中世

前漢の担当は鷹取祐司氏。中国史の教科書のような本。紙数が少ないため、参考図書としてはあまり使えなかったが、他者の主張と違った意見が幾つかあったのでそれらを引用した。