歴史の世界

「進化論と人類の進化」カテゴリーの主要な参考図書およびウェブサイト

「進化論と人類の進化」シリーズ終了。ホモ・サピエンスネアンデルタール人などは 先史/ホモ・サピエンスのカテゴリーを参照のこと。

世界中の学者が様々な説を展開していて決着が着いていないものだらけだ。このカテゴリーで採用した説が主流なのかどうかは分からない。数年前に主流だったものが現在は違うということによく出会ったので。

この記事では、主な参考図書とウェブサイトを書き残しておく。

雑記帳(ブログ)

sicambre.at.webry.info

古人類学関連の論文などを紹介・解説しているウェブサイト。

ブロガーさんがどのような人か知らないが蓄積された知識を持っているようだ。頻繁に投稿してくれて関連した記事も併せて紹介してくれているので非常に勉強になった。

類似のウェブサイトに 河合信和の人類学のブログがあって、こちらも有用だが、投稿は少ない。

長谷川眞理子/進化とはなんだろうか/岩波ジュニア新書/1999

進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書 (323))

進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書 (323))

進化とは何かを知るために読んだ。入門書。

突然変異、種・属、自然淘汰など進化の根本的な知識を学ぶのに役立つ。

Amazonのレビューはある程度参考になる。

ダニエル・E・リーバーマン/人体 600万年史 上/早川書房/2015(原著は2013年に出版)

この本は人類の進化から現代人の様々な健康障害にまで書いているものだが、このカテゴリーでは健康障害については一切触れていない。上巻しか読んでいない。

驚くべきは、現代人の身体の大部分はホモ・エレクトス/エルガステルの時代に走るために進化した結果だという。私はこの本の主張に説得されてしまって鵜呑みにしてしまっているが、著者の主張がどれほど支持されているのか全く知らない。

ロビン・ダンバー/人類進化の謎を解き明かす/インターシフト/2016(原著の出版は2014年)

人類進化の謎を解き明かす

人類進化の謎を解き明かす

『人体』が解剖学的な進化とすると、こちらは進化心理学系のはなし(?)。

人類の集団・社会形成と脳の大きさを関連させて人類史を読み解こうとするもの。

この本を理解するためにはまず社会脳仮説と時間収支モデルを理解して、さらに初めて見るような用語を多く覚えなければならなかった。

この本を理解するためにいくつもの記事を書いてしまったが、とりあえず著者の主張を納得している。将来、著者の主張が否定され破棄されないことを祈る。

Ausutralia Museum / The Smithsonian Institution's Human Origins Program

Australian Museum

The Smithsonian’s National Museum of Natural History Human Origins website

無料で有用な情報が得られるウェブサイト。化石人類の個々の種や化石サンプルを調べるために利用した。



この他にも様々なウェブサイトを利用した。私の英語力がせめて大学生レベルだったらもっと有用なサイトに出会えたかもしれない。